コードに合うメロディはどう作る? — 各コードの3音から始める
C→G→Am→Fの伴奏へ、コードの音、間をつなぐ音、休符を順に加えます。4つの試聴とMIDIで、変えた場所を確認できます。

伴奏を決め、使う音を少なくする
伴奏はできたのに、上に何を弾けばよいか分からない。そんなときは、最初から長いメロディを作ろうとせず、1小節で使う音を3つに絞ってみます。このページでは各コードを作る3音から始めます。曲全体を同じ3音で通す、という意味ではありません。
題材はポップス記事のC→G→Am→F、4/4拍子・108 BPMです。chords・bass・drumsの伴奏は4つの試聴で共通。メロディの高さ、そして休符だけを順に替えます。まず伴奏だけを聴き、コードが1小節ごとに替わる場所を数えてください。
| 小節 | コード | 最初に使う3音 |
|---|---|---|
| 1 | C | C4・E4・G4 |
| 2 | G | B3・D4・G4 |
| 3 | Am | A3・C4・E4 |
| 4 | F | A3・C4・F4 |
音名の数字は高さを表します。このサイトではMIDIの60をC4とします。コード名は同じでも、音を置く高さによって伴奏との重なり方が変わります。
まずコードの音だけで並べる
Aは8分音符を並べ、同じ音を2回ずつ鳴らした例です。1小節目はE4・E4・G4・G4・E4・E4・C4・C4。隣の音へ移る前に同じ高さが戻るので、音の方向を追いやすくなります。音符の長さはすべて0.38拍、強さは82です。
これだけでも伴奏と音名がそろいます。ただし「コードの音ならどの配置でも気持ちよい」とは限りません。低い場所で伴奏と重なる、同じ動きを繰り返しすぎる、といった聴こえ方もあります。まず短く口ずさめるかを試してください。
拍の頭を残し、間の音を動かす
Bでは1・2・3・4拍目の音をAのまま残し、その間の裏拍だけを替えています。コードにない音も、次の音へつながる短い動きとして使います。下の表は1小節目だけの比較です。0は小節の先頭、0.5はその半拍後を表します。
| 小節先頭からの拍数 | A:コードの音 | B:裏拍を変更 |
|---|---|---|
| 0 / 0.5 | E4 / E4 | E4 / F4 |
| 1 / 1.5 | G4 / G4 | G4 / F4 |
| 2 / 2.5 | E4 / E4 | E4 / D4 |
| 3 / 3.5 | C4 / C4 | C4 / D4 |
FやDのような音が、前後のコードの音へどう動くかを聴きます。ここでは拍の頭へ着地させていますが、これは作り始めるための手順であって、いつも守らなければならない決まりではありません。1音を長く伸ばすときは、その間に伴奏のコードが替わらないかも確認します。
音を増やした後に、息継ぎを作る
CはBから、各小節の1.5拍後と3.5拍後の音を削除した版です。残った音の高さ・長さ・強さは同じです。音符は1小節8個から6個になります。2拍ずつの区切りが聞き取りやすくなるか、Bと交互に再生してください。
休符は「足りない音」ではなく、直前のフレーズを聞く時間にもなります。一方で、細かく走り続ける旋律が欲しいならBを残しても構いません。滑らかさと区切りのどちらが欲しいかで選びます。
MIDIで1小節だけ作り替える
- CのMIDIを保存し、なまずMIDIエディターで読み込みます。
- melodyトラックを選びます。chords・bass・drumsは触らず、1小節目だけを編集します。
- 最後のC4をE4へ動かし、元の版と聴き比べます。その後、削除した3.5拍後へD4を戻す版も試します。
- 気に入った方を別名で保存します。2小節目以降は、1小節目のリズムを残して音の高さだけを替えると、共通した形を作れます。
伴奏よりメロディが目立たない場合は、音を増やす前にmelodyトラックの音量と音色を確認します。MIDIにはこの試聴の音色そのものは入っていません。
試聴はこのガイド用に音符から合成したオリジナル素材です。実機演奏やブラウザ操作の録音ではありません。MIDIには音符・テンポ・トラックを収録し、試聴音色そのものは含みません。別のプレーヤーでは音色が変わることがあります。別の試聴を再生すると、前の試聴は停止します。頭から比べるときは再生位置を0秒へ戻してください。
なまずMIDIエディターで編集する → 元のポップス作例へ →
作例は作品への組み込み・商用利用可、クレジット不要です。元のMIDIを残し、編集後の版は別名で保存してください。
伴奏を、自分の曲へ育てる
メロディ、曲の展開、和音や低音の編集を、変更前後の音とMIDIで比べられます。