録音・トリミング・ミキシング - ブラウザだけで音声素材を仕上げる
マイクやブラウザ音声で素材を録音し、トリミング・整音し、複数トラックをミキサーに並べてWAVに書き出すまでの一連の流れを、なまずサンプラー/ミキサーで通して追えます。録って終わりにせず、曲に仕上げるところまでがゴールです。

録音素材は、録った時点では完成ではありません。入力許可を確認し、無音をトリムし、音量の余白を作り、Pan・EQ・Reverbを必要な順番で加えてからWAVへまとめます。この記事ではサンプラーからミキサーまでを一続きの作業として説明します。
マイク、タブ音声、ファイル読込
マイクは周囲の音を含む実時間入力、タブ音声は対応ブラウザで共有したページの出力、ファイル読込は手元にある音声のデコードです。最初に10秒程度のテストを録り、波形、左右、ノイズ、入力レベルを確認します。タブ音声とマイクの同時取得可否はOSとブラウザで異なります。
録音権限とプライバシー
マイクと画面共有はブラウザの許可後にだけ開始します。録音内容はブラウザ内で処理されますが、終了後はマイクや画面共有の使用中表示まで閉じたことを確かめます。機密会話や第三者の音声を録る場合は、権利と同意を得てから扱います。
トリムと無音部分
波形を拡大し、必要な立ち上がりを切らない位置へTrim Startを置き、余韻が消えた後へTrim Endを置きます。子音や打音は開始直前を切りすぎると輪郭が失われます。末尾の長い無音はループ周期とミックス位置をずらすため、意図がなければ除きます。
クリップを避ける音量調整
各素材を単体で最大にせず、小さめのGainから重ねます。複数トラックが同時に鳴ると振幅が加算されるため、単体で割れていなくてもマスターでクリップします。ピークだけでなく、同時発音が多い区間を再生して余白を確認します。
パン、EQ、リバーブ
最初にVolume、次にPan、必要な場合だけEQ、最後にReverb Sendの順で調整します。EQは良い音を足す操作ではなく、重なる帯域を減らす目的から始めます。Reverb Sendは原音を残して残響へ送る量なので、全トラックを同じ量にせず、前後関係を聞きながら決めます。
ミックスを書き出す前の確認
先頭と末尾、トラックが最も重なる区間、Mute/Solo解除、Fade、マスター音量を確認します。ヘッドホンと端末スピーカーの両方で小音量再生し、左右へ寄りすぎた要素や聞こえなくなる要素を探します。WAV書き出し後はファイルを新規に開き、タイムライン再生と同じ内容か確認します。
要点
トリム、Volume、Pan、EQ、Reverbの順を守ると、原因を一つずつ追えます。加工前素材と完成WAVを分けて残します。