サウンドラボ10 分で読めます公開: 2026-05-31更新: 2026-05-31

ドラムパターンの作り方 - なまずシーケンサーで16ステップから始めるリズム打ち込み入門

16ステップ×8トラックのなまずシーケンサーで、4つ打ち・8ビートといった定番ドラムパターンを打ち込む手順を解説。BPM・スイングでのグルーヴ調整、パターンチェイン、WAV/MIDI書き出しまで初心者向けにまとめました。

なまずシーケンサーは、16ステップ × 8トラックでドラムパターンを打ち込めるTR-808風のステップシーケンサーです。 インストール不要・ブラウザ完結で、グリッドをクリックしていくだけで リズムが組み上がります。この記事では、リズム制作がはじめての方でも「最初の1ループ」を書き出すところまでたどり着けるように、打ち込みの考え方を順を追って解説します。

ステップシーケンサーとは

ステップシーケンサーは、1小節を等間隔のマス(ステップ)に分割し、音を鳴らしたいマスを点灯させてリズムを作る仕組みです。 なまずシーケンサーは1小節を16ステップに分けているので、16分音符単位でドラムを置けると考えると分かりやすいです。

  • 1〜16の各ステップが、左から右へ16分刻みで進む
  • 点灯したマスのタイミングで、そのトラックの音が鳴る
  • 再生するとループし、点灯位置を変えるとリズムが即座に変わる

楽譜を読めなくても、目で見てリズムを組めるのがステップシーケンサーの最大の利点です。

8トラックの音色と役割

なまずシーケンサーには、キック・スネア・ハイハット・タム・クラップ・シンバルといった ドラムの基本パーツがトラックとして並んでいます。 まずは3つの主役を押さえると、リズムの骨格が作れます。

  • キック(バスドラム) — 曲の土台になる低音。拍の頭に置くとビートが安定します。
  • スネア — リズムのアクセント。2拍目・4拍目に置く「バックビート」が王道です。
  • ハイハット — 細かい刻みで疾走感を出すパーツ。8分や16分で連打すると前に進む感じになります。

タム・クラップ・シンバルは、フィルイン(おかず)やアクセント付けに使います。 最初から全部鳴らさず、骨格ができてから足すのがコツです。

まずは基本の4つ打ち/8ビート

定番パターンを1つ覚えておくと、あらゆる曲の土台に使い回せます。 ステップ番号(1〜16)で位置を示すので、そのまま点灯させてみてください。

  • 8ビート(ロック・ポップス基本) — キックを1・9、スネアを5・13、ハイハットを1・3・5・7・9・11・13・15(8分刻み)に置く。
  • 4つ打ち(ダンス・テクノ基本) — キックを1・5・9・13(4分の頭すべて)、ハイハットを3・7・11・15(裏拍)に置くと、クラブらしい推進力が出る。

まずはこの2つを打ち込んで再生し、「自分が点灯させた位置」と「聞こえるリズム」の対応を耳で確かめましょう。ここがリズム制作の出発点です。

BPMとスイングでグルーヴを作る

同じパターンでも、BPM(テンポ)スイングを変えるだけで印象が大きく変わります。

  • BPM — バラードは70〜90、ポップスは100〜130、ダンス系は120〜135あたりが目安。 まずは曲のイメージに近いテンポに合わせてから打ち込みます。
  • スイング — 裏拍を少し後ろにずらして「ハネ」を作る機能。0%だと機械的、 上げるほどヒップホップやジャズ寄りの跳ねたノリになります。 かけすぎると重く聞こえるので、少しずつ上げて好みの位置を探します。

打ち込みが正しくても「なんとなく硬い」と感じたら、 まずスイングを5〜15%ほど足してみるとグルーヴが出ることが多いです。

パターンチェインで曲の展開を作る

1パターンだけだと単調になりがちです。なまずシーケンサーは複数パターンをチェイン(連結)できるので、Aメロ用・サビ用・フィルイン用とパターンを作り分けて 順番につなぐと、ループに展開が生まれます。

  • 基本パターンを作り、それを複製して少しだけ変える
  • サビ用はハイハットを16分に細かくしたり、クラップを足して密度を上げる
  • 切り替わり直前の小節にタムのフィルインを入れて「展開の合図」にする

「8小節ごとに少し変化させる」と意識するだけで、 聞き飽きしにくいドラムトラックになります。

WAV/MIDIで書き出して曲に組み込む

完成したパターンやチェインは、WAVオーディオMIDIファイルの両方で書き出せます。用途で使い分けましょう。

  • WAV書き出し — そのまま音として使いたいとき。書き出したWAVはなまずポシェットに保存しておくと、なまずミキサーにドラムトラックとして読み込んで、メロディーやベースと重ねられます。
  • MIDI書き出し — GMドラムキット準拠のMIDIとして保存できるので、なまずMIDIエディターや外部DAWでさらに細かく編集したいときに便利です。

処理と書き出しはすべてブラウザ内で完結し、外部への自動アップロードはありません。 まずは1ループを書き出して、ミキサーで他のパートと並べてみるところから始めてみてください。

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