サウンドラボ3 分で読めます公開: 2026-05-26更新: 2026-08-27執筆・検証:甘党工藤

ブラウザだけで音楽制作を始める方法 - 最初の音からWAV・MIDI書き出しまで

BGM、ドラム、効果音、録音素材の入口を選び、MIDIエディターやミキサーへ渡してWAV・MIDIを書き出すまでを、ブラウザだけで試す手順です。

ブラウザだけで音楽制作を始める方法 - 最初の音からWAV・MIDI書き出しまで

ブラウザだけでも、短いBGM、ドラム、録音素材の編集からWAV・MIDI書き出しまで進められます。この記事では目的に合う入口を選び、最初の素材を作り、編集ツールへ渡すまでを一つの作業として確認します。インストール不要である一方、保存場所とブラウザ権限には注意が必要です。

何を作りたいかで入口を選ぶ

Sound Labの目的別入口
目的別の入口

完成形ではなく、最初に必要な素材で入口を選びます。コードとメロディを含む下書きなら「なまず音楽室」、16ステップのドラムなら「なまずシーケンサー」、短い効果音なら「なまずSE工房」、録音した声や環境音なら「なまずサンプラー」から始めます。迷ったときは、最終的にMIDIを直したいか、録った音そのものを使いたいかを基準にします。

BGMを作る

なまず音楽室ではジャンル、雰囲気、BPM、キーを選んで下書きを生成します。生成直後の全体再生だけで決めず、トラックをSoloまたはMuteし、ベース、和音、旋律の役割を個別に確認します。別の音源へ差し替えてもノート列は同じなので、曲の構成と音色を分けて判断できます。

リズムを作る

なまずシーケンサーでは1小節を16分割し、キック、スネア、ハイハット等の行へ発音位置を置きます。まずキックを1・5・9・13、スネアを5・13へ置き、BPMを決めてからSwingを少しずつ上げます。パターンを増やすときは全体を作り直さず、末尾のフィルやハイハットだけを変えると差を追えます。

録音した音を使う

マイクまたはタブ音声を録るときは、最初に10秒程度のテストを行い、波形と再生音を確認します。波形上で前後の無音を除き、音量を上げる前に録音自体がクリップしていないかを見ます。声を16ステップへ載せる場合はボイスシーケンサー、複数素材を時間軸へ並べる場合はミキサーへ渡します。

MIDIエディターとミキサーへ渡す

ノートの音高、開始位置、長さ、Velocityを直すならMIDIエディターへ、録音やWAVの位置、音量、Pan、EQ、Reverbを直すならミキサーへ渡します。MIDIエディターは演奏情報、ミキサーは音声波形を扱うため、同じ作業の別画面ではありません。途中で迷わないよう、元MIDIと元WAVを上書きせず残します。

WAVとMIDIのどちらを書き出すか

MIDIはノート、開始位置、長さ、Velocity、チャンネル、テンポ等の演奏情報を持ちますが、Web Audioで作った音色やエフェクト音は通常含みません。WAVは現在聞こえている音色と処理を音声として固定します。あとで音色やノートを直すならMIDI、動画やゲームへそのまま置くならWAV、両方の可能性があるなら二つとも残します。

ブラウザ制作の制約

音声開始、マイク、画面共有、ダウンロードはブラウザの許可とユーザー操作が必要です。サイトデータを消すとブラウザ内保存やポシェットの内容が失われる場合があり、共有URLにもアップロード音声そのものは通常含まれません。必要な作品はファイルとして手元へ書き出し、別ブラウザで開く前に復元範囲を確認します。

要点

作りたい素材で入口を選び、MIDIとWAVの役割を混同しないことが最短経路です。生成、編集、ミックス、書き出しを一つのツールへ無理に集めず、データ形式に合わせて次の画面へ渡します。

この状態はこのブラウザだけに保存されます。