メロディが覚えにくい? — 短いフレーズの繰り返しと変化
伴奏とリズムを固定し、毎小節違う旋律・同じ4音の反復・最後だけ変えた旋律を比較。何を残して何を変えるかをMIDIで試します。

覚えてほしい4音を、一つ決める
音を次々に足したのに、どこを口ずさめばいいか自分でも分からない。そんなときは、短い形を残してみます。ここでいうモチーフは、曲の中で繰り返したり変化させたりする短い音のまとまりです。まず4音をひとかたまりにします。
3例は108 BPM・4小節、C→G→Am→Fの同じ伴奏です。各小節に4分音符を4つ置き、音符の長さは0.65拍、強さ82で固定。音色も同じで、メロディの高さだけを替えています。
反復があると、違った場所にも気づきやすい
| 作例 | 1〜3小節目 | 4小節目 |
|---|---|---|
| A | 小節ごとに別の4音 | さらに別の4音 |
| B | E4・G4・E4・C4を反復 | 同じ4音 |
| C | Bと同じ | F4・E4・D4・C4 |
まずBの1小節目を覚え、2小節目で同じ形を予想できるか聴きます。次にCの4小節目へ進み、下がる形へ変わったことをつかんでください。繰り返す場所があるから、少し替えた場所も目印になります。
これはBやCのほうが必ず優れた曲という比較ではありません。Aのように変わり続ける旋律が合う場面もあります。「何を繰り返したいか決まっていない」状態から、一つの形を試すための例です。
同じ音でも、伴奏が替わると響きは変わる
Bは音の高さまで同じまま反復していますが、伴奏は毎小節替わります。Cの和音で落ち着く音が、GやFの上では違う響きになることがあります。反復さえすれば和音との相性も自動で整う、というわけではありません。
まずはリズムの形を残し、必要なら強い拍の音だけをその小節のコードの音へ替えてみます。既存の「コードに合うメロディ」の記事と組み合わせれば、覚えやすい形を残しながら和音との関係を調整できます。変更箇所は一度に増やさず、最後の音を一つ替えるところから始めてください。
同じ形を残し、最後の小節だけ触る
- BのMIDIをなまずMIDIエディターで開き、melodyトラックの各小節を見比べます。伴奏はそのまま残します。
- 4小節目だけF4・E4・D4・C4へ動かし、CのMIDIと比べます。開始位置、長さ、強さは動かしません。
- 次は4小節目の最後の音だけを替えて、元の版と交互に聴きます。何を残したか、自分で説明できる範囲に絞ります。
- 4小節を続けて再生し、最初の形を覚えていられるか確認します。単独の小節だけでなく、前後の流れも残して保存します。
試聴はこのガイド用に合成したオリジナル素材です。演奏やブラウザ操作を録音したものではありません。MIDIは音符・テンポ・トラックの編集用で、試聴の音色・声・ミックス設定は含みません。別の試聴を再生すると、前の試聴は停止します。
作例は作品への組み込み・商用利用可、クレジット不要です。編集するときは元の素材も残してください。
使う場面に合わせて、曲を仕上げる
声との重なり、長さ、旋律、低音、左右の配置を、一つずつ聴いて整えます。