コードって何? 単音と和音を聴いて、最初の伴奏を作る
C・Cm・Amの違い、コード進行とメロディの役割を音付きで説明。コードラボで4小節を作り、MIDIで持ち出すところまで進めます。

コードラボを開くと、C、Am、Gといった記号が並びます。コードは、複数の音を組み合わせた「和音」の名前です。楽譜を読めなくても、まずは音で違いをつかめます。
ドだけ鳴らす。ド・ミ・ソを重ねる。
最初の音声はドを1音、次はド・ミ・ソを同時に鳴らしています。後者がCメジャーのコードです。音を高くしたのではなく、別の高さの音を重ねています。交互に再生して、響きの厚さに注意してみてください。
コードは必ず3音、というわけではありません。ただ、最初はこの3音の組み合わせから始めると、記号と響きを結び付けやすくなります。
CとCmは、真ん中の音が半音違う
音名のC・D・E・F・G・A・Bは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シに対応します。コード名の最初の文字は、その和音の基準になる音です。CだけならCメジャー、CmならCマイナー。小文字のmを見落とすと響きが変わります。
| コード名 | 読み方 | 基本の組み合わせ |
|---|---|---|
| C | シー・メジャー | ド・ミ・ソ |
| Cm | シー・マイナー | ド・ミ♭・ソ |
| Am | エー・マイナー | ラ・ド・ミ |
Cのミを半音下げてミ♭にするとCmになります。CからAmへ替えるのとは別の変更です。メジャーは明るい、マイナーは暗いと説明されることが多いものの、速さや前後のコードでも印象は変わります。「必ず楽しい曲/悲しい曲になる」と考える必要はありません。
コード進行は伴奏の流れ。メロディとは別のもの
C → G → Am → Fのように、時間に沿ってコードを並べたものがコード進行です。下の例では1小節に1つ、4拍ごとにコードが替わります。まず口ずさむ主役の旋律がメロディ、その下で響きを支えるものがコード、と分けて考えてみてください。
伴奏だからいつも同時に鳴らす必要もありません。アルペジオの例のように構成音を順番に鳴らしても、Cの響きを使えます。コード進行を替える操作と、コードの弾き方を替える操作は分けて試しましょう。
コードラボで、まず4小節を作ってみる
なまずコードラボは、ジャンルや雰囲気から伴奏の候補を作る道具です。メロディやドラムまで揃った曲を一度に作りたいなら音楽室、コードの響きから考えたいならコードラボが入口になります。
- 4 BARSを選び、ジャンルと雰囲気を決めてMAKE & JAMを押します。まずは響きを聴いてください。
- 残したい小節があればSTOPして、そのコードをLOCKします。
- VARIATIONで残りの候補を探します。固定していない小節が全部変わるとは限りません。
- 気に入ったらMIDI EXPORT。音符を直すときはMIDIエディターで読み込みます。
実際の作例では、先頭のCを固定してC → G → Am → Cmaj7を作り直すと、C → G → F → Cmaj7になりました。Cmaj7はCにシを加えたコードです。毎回この進行になるわけではないので、この音符を使う場合は下のMIDIを保存してください。
先頭のCを残して、進行を作り直す
CをLOCKしてVARIATIONを押した1回の結果は、C → G → F → Cmaj7。書き出したMIDIには、転回形を含む13音が入っています。
4 BARS / J-POP / 明るい / C major / 104 BPM
MAKE & JAMで進行を作り、残すコードを押してLOCK。そのあとVARIATIONを押します。生成ごとに進行は変わるため、同じ音符を使う場合はこのMIDIを使ってください。
作例の利用条件:作品への組み込み・商用利用ができます。クレジットは不要です。
読み込んだMIDIで音の上下が予想と違っても、すぐに誤りとは限りません。コードを構成する音の並べ方には種類があります。そこが気になったら転回形とボイシングのGuideへ。先に曲調を選びたいならコード進行とジャンルの聴き比べへ進めます。
聴き比べ音は、この説明用に音符を並べて作ったものです。すべて100 BPMで、同じ種類の楽器は同じ音色を使っています。なまずツールのプリセット出力ではありません。MIDIには音符が入り、読み込み先の音源で鳴ります。 作例の利用条件(作品への利用・クレジット)
音楽理論の確認:Ableton Learning Music Major triads・Minor triads。