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グラニュラーシンセ入門 - Grain Size・Density・Position・Sprayを聴き分ける

音声ファイルを微細な粒子に分解して再構成するグラニュラーシンセの仕組み。各パラメータの役割と、同じ素材でも調整で別の音になる様子を実験します。

グラニュラーシンセ入門 - Grain Size・Density・Position・Sprayを聴き分ける

グラニュラーシンセは、録音素材を短い粒へ分け、取り出す位置、粒の長さ、数、ばらつきを変えて再構成します。同じ素材で4つのつまみを順番に動かし、原音がパッドや細かなテクスチャへ変わる理由を確かめます。

音声を粒へ分ける仕組み

録音波形から短い粒を取り出し、長さ、数、位置のばらつきで音を再構成する図画像を拡大する(別タブ)
元音声から短い粒を取り出し、重ね方を変えて質感を作ります。

グラニュラーシンセは、元の音からごく短い部分を何度も取り出し、重ねて再生します。元ファイルをばらばらに切って保存するのではなく、再生中だけ小さな断片として扱います。

最初の素材には、1〜3秒の自分の声や、短い打音がおすすめです。変化が分かりやすく、どの部分を読んでいるか見つけやすいからです。

Grain Size

Grain Sizeは、1つの粒をどのくらい長く再生するかです。短くすると細かな粒や機械的な質感が目立ち、長くすると元の声や音の輪郭が残りやすくなります。

まず他のつまみを動かさず、長い状態から少しずつ短くします。「元の音だと分かる境目」を探すと違いをつかみやすくなります。

Density

Densityは、一定時間に鳴る粒の多さです。少ないと点々と聞こえ、多いと隙間が埋まり、音の雲のようになります。

上げすぎると音量と端末負荷も増えます。途切れが気にならなくなる最小の値を探し、必要以上に重ねないようにします。

Position

Positionは、元の波形のどこを中心に読むかを決めます。声なら母音、子音、息の部分へ移すだけで、同じ設定でも別の音になります。

波形を見ながらPositionをゆっくり動かし、使いたい場所を探します。この段階ではSprayを小さくして、位置の違いを聞きやすくします。

Spray

Sprayは、Positionの周りから少し離れた場所も読む量です。小さいと同じ部分を繰り返し、大きいと別の音節や無音が混ざって変化が増えます。

原音が分からなくなったら、Sprayを0付近へ戻します。音の場所を決めてから、広がりとして足すのがコツです。

原音を見失ったときの戻し方

再生を止め、Sprayを0、Densityを少なめ、Grain Sizeを長めへ戻します。Positionを音のはっきりした場所へ移すと、元の輪郭を探せます。

戻れたら、つまみを1つだけ動かして再開します。Randomizeする前の設定を保存しておくと、実験しやすくなります。

ユーザー音声の扱い

読み込んだ音声はブラウザ内で使われますが、共有URLに元の音声ファイルまで入るわけではありません。他の人と同じ音を試す場合は、設定URLとは別に素材ファイルも渡します。

第三者の声や市販音源は、公開や再配布が許可されたものだけを使ってください。

試聴素材を選ぶ

最初は短い母音、手拍子、身の回りの環境音など、自分で用意した素材を1つだけ使います。素材を次々変えるより、同じ音でつまみの差を聞く方が上達しやすくなります。

1つの設定ができたら別素材へ入れ替え、同じ変化がどう聞こえるか試します。

要点

Positionで使う場所を決め、Grain Sizeで輪郭、Densityで厚み、Sprayでばらつきを加えます。原音を見失ったら、長く・少なく・狭く戻します。

この状態はこのブラウザだけに保存されます。

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