タイルとモーションルーパー - 配置順と描いた軌跡が音になる仕組み
タイルを処理する順番と、指で描いた軌跡の時間が、音程・リズム・反復へどう変換されるのかを比べます。

タイルシーケンサーは、音・条件・変化・分岐をTileとして積み、Travelerが進む演奏ルートを作る楽器です。モーションルーパーは、指やマウスで描いた動きを4つのLoopへ記録し、位置や速さを音へ変える楽器です。
CellへTileを積む
タイルシーケンサーでは、横方向のCellが演奏のStepです。同じCellへ縦に積んだTileは上から順に処理されます。PROBやCYCLEで条件を決め、PARAMやMUTATEで音を変え、NOTEで発音し、JUMPやCHOICEで次のPathを選びます。
最初はQUICK RECIPESからNOTEや50% NOTEを置き、PLAYして処理順を確認します。SIGNAL FLOWでは直近の条件判定や実際に鳴った音を追えます。
Travelerと2つの再生モード
ROUTE MODEでは1人のTravelerがPathを進み、分岐をたどります。PARALLEL MODEではLaneごとに長さと速度を持ち、複数の列を同時に演奏します。
規則から作る場合はNOTEを置いた後に50% NOTEやEVERY 4を追加し、一度に1つの条件だけ変えて結果を比べると流れを追いやすくなります。
動きをLoop A〜Dへ記録する
モーションルーパーは、Motion Stageへ描いている間から音が鳴り、指やマウスを離すと選択中のLoop A〜Dへ軌跡が確定して反復します。基本の対応はY位置が音程、X位置が定位、動く速さが強さです。
CLONE、MIRROR、CANON、REVERSEなどで軌跡を複製・変形できます。4つのLoopには異なるPhaseやSpeed Ratioを設定でき、WHY THIS NOTEで位置や速さが発音へどう反映されたか確認できます。
描いた線を部分的に直す
モーションルーパーで録った軌跡は、区間を選んで点を移動・追加・削除できます。音程が急に跳ぶ場所だけを直したい場合はY位置、左右への動きを直したい場合はX位置を変えます。元の形へ戻す操作とUndoで、編集前と比べてください。
形を保って速さだけ変えたいときは再生時間の伸縮、細かな揺れを減らしたいときは平滑化を使います。継ぎ目の補間はループ末尾と先頭の跳びを抑えます。全体を描き直す前に、一つの区間だけ変更して数周聴くと、元の動きの良さを残せます。
2つの違いを比べる
タイルシーケンサーはStepとPath、確率・周期・Mutation・分岐を編集する楽器です。モーションルーパーは描いた時間、位置・速度・変形・位相差を扱います。
規則から作るならタイルシーケンサー、動きから作るならモーションルーパーが向きます。最初はタイルでNOTEを1つ置くか、モーションのLoop Aへ1本描き、音と画面の対応を確認してください。
保存して使い分ける
2つのツールはそれぞれ独立したProjectとして保存します。完成した演奏はWAV、後から編集する演奏情報はMIDI、設定を再開する場合はJSON・共有URL・なまずポシェットを用途に合わせて選びます。
要点
タイルはCellへ積んだ命令とTravelerの経路を編集し、モーションはLoop A〜Dへ描いた位置と時間を記録します。それぞれの画面で操作と発音の関係を確認し、独立したProjectとして保存します。