DTM基礎4 分で読めます

ダブステップの4小節を作る — コード・ベース・リズムを8つの作例で比較

Fm→Fm→D♭→E♭、140 BPM。2.75拍後だけ1オクターブ高い基本形と、全音が低い根音の比較です。試聴とMIDIで、低音や和音の違いを確かめます。

ダブステップの4小節を作る — コード・ベース・リズムを8つの作例で比較

細かいハットの上でスネアが大きく間を空ける伴奏です。ベースは短い応答を入れますが、ワブルや音色変調はかけていません。まず音符の場所を決め、その後にシンセのフィルターを動かす土台として使えます。

4/4拍子・140 BPM・4小節。各音声は1周と短い余韻です。

完成例を聴いて、3つの役割に分ける

まず完成例を聴き、次にドラム・ベース・コードを単独で聴きます。単独パートは完成例から抜き出した同じ音符です。最後に完成例へ戻り、拍を支える音、低い支え、和音の響きを一つずつ追ってみてください。

基本形:3パートの完成例コード・ベース・ドラムを合わせた比較の出発点。
このパターンのMIDIを保存 ↓
ドラムだけ打撃の位置と間隔を確認。
このパターンのMIDIを保存 ↓
基本形のベースだけ低音の高さと休符を確認。
このパターンのMIDIを保存 ↓
基本形のコードだけ和音の響きと鳴らす位置を確認。
このパターンのMIDIを保存 ↓

別の試聴を再生すると、再生中の音声は止まります。頭から比較したい場合は再生位置を0秒へ戻してください。

この4小節のコードと低音

Fmを2小節続け、D♭→E♭へ動きます。上物を長く伸ばしているため、和音の変化とベースの短い返事を別々に追えます。コードを増やす前に、同じ和音で低音が動く2小節を聴いてください。

小節コード鳴らす和音基準の低音
1FmF3・A♭3・C4F1
2FmF3・A♭3・C4F1
3D♭F3・A♭3・C♯4C♯1
4E♭G3・B♭3・E♭4E♭1

音名の数字は高さです。ここではMIDIの60をC4と表記します。和音の表は実際に鳴る高さの順です。低音の欄は各小節の基準で、ベースが動く場所は下の配置表で確認できます。

どの位置で鳴るかを確認する

以下は小節の先頭を0とした拍数です。1は2拍目、2は3拍目、0.5は1拍目の裏です。半拍が8分音符、0.25拍が16分音符に当たります。小節ごとに同じ配置を繰り返し、音の高さは上の進行に沿って替わります。

パート小節先頭から何拍後に鳴るか
キック(MIDI 36)0・1.5・3.25
スネア(MIDI 38)2
ハット(MIDI 42)0・0.5・1・1.5・2・2.5・3・3.5
コード(基本形)0

ベースだけを替えて聴き比べる

2.75拍後だけ1オクターブ高い基本形と、全音が低い根音の比較です。位置と長さは固定。跳躍がメロディのように聞こえるか、低いままの方がリズムとして聞こえるかを選びます。

変更後のベースだけ下の表に示した低音へ変更。
このパターンのMIDIを保存 ↓
ベースを替えた完成例コードとドラムは基本形と同じ音符・強さ。
このパターンのMIDIを保存 ↓
位置(1小節目)基本形:音/長さ比較版:音/長さ
0拍後F1/0.8拍F1/0.8拍
1.5拍後F1/0.3拍F1/0.3拍
2.75拍後F2/0.3拍F1/0.3拍
3.25拍後F1/0.5拍F1/0.5拍

ベースの強さは両方ともMIDIベロシティ90です。完成例の比較ではベース以外を固定しています。違いが分かりにくい場合は、ベース単独を先に聴いてから完成例へ戻ると、変わった位置を追いやすくなります。

コードの鳴らし方を替える

長いコードを8分アルペジオへ替えます。ベースの短い応答に上物が重なりすぎるときは、和音を伸ばす元の版へ戻せます。派手な音色を選ぶ前に音数を整える練習です。

変更後のコードだけコード名を保ち、発音の配置を変更。
このパターンのMIDIを保存 ↓
コードを替えた完成例ベースは基本形へ戻し、ドラムも固定。
このパターンのMIDIを保存 ↓
コード1小節目の発音位置音符の長さ音符数
基本形03.4拍3
比較版0・0.5・1・1.5・2・2.5・3・3.50.32拍8

和音を3音同時に弾いた場合、発音位置は1か所、音符数は3つです。この比較では音色とミックス倍率を固定しています。ただし同時に鳴る数や余韻が変わると、耳に届く音量感も変わります。

MIDIを読み込み、自分の伴奏にする

  1. 使いたい試聴の下からMIDIを保存します。完成例はchords・bass・drumsの3トラック、単独パートは1トラックです。
  2. なまずMIDIエディターの「MIDIファイルを選択」で読み込み、テンポとトラックを確認します。
  3. 元ファイルを残し、変更するパートを一つ選びます。音符の位置・高さ・長さを一度に全部替えず、まず一つだけ動かして再生します。
  4. 気に入った版を別名のMIDIへ書き出します。音として使う場合は編集後にWAVで書き出します。

基本形のベースの休符を残したまま、1音ごとに音色を変えることを想像してください。MIDIではまず2.75拍後の音だけを消し、後半の返事の密度を整えます。

MIDIは音符のデータで、このページの音色を含みません。エディターでは選ばれた楽器で鳴るため、試聴と音色が違うことがあります。ドラムはGMのキック36・スネア38・クローズドハット42を使い、すべての音源はこのGuide用に合成しています。既存曲や市販サンプルの録音ではありません。

作例は作品への組み込み・商用利用可、クレジット不要です。ほかの進行を探すときは30ジャンルの作例一覧へ。コードそのものを確認したい場合はコードの基本も参考にしてください。

ジャンル名は作り始める方向の目安です。ここで選んだテンポ・進行・配置だけが、そのジャンルの正解というわけではありません。

この状態はこのブラウザだけに保存されます。

この記事を共有

Xで共有LINEで共有